「それではデートに誘えません!」本当のダブルバインドの使い方


doublebind

過激なタイトルすみません。
けれど、いまから、お伝えすることはすべて真実です。
どれだけ不愉快であろうと。

現在世のなかには、たくさんの「偽の心理テクニック」がでまわっています。
そしてプロの目からみると——悲しいことに——そのほとんどがデタラメです。
それをすこしでも修正しようと、記事を書くことにします。

今日は「本当の!」ダブルバインドについて。
ダブルバインドというのは、あまりにも有名な心理テクニックですね。
けれど、そのぶん勘違いしているひとも多いようです。

「フレンチとイタリアン、どっちにする?」

よくあるマニュアル本なんかでは、こんなふうに紹介されていますよね。
あいてをデートに誘うときにこの言葉を使えば必ず成功する、なんて。
それこそ魔法のように。

その理由はこうです。

この言葉には「食事にいかない」という選択肢がありません。
だから、どちらを選んでも、最終的には「あなたと食事にいく」ことになる。
だからゼッタイに、相手をデートにつれだせる——らしいのです。

本当にそうでしょうか?

考えてみてください。
あたなが「フレンチとイタリアン、どっちにする?」なんていわれたとして。
あいてに興味なければ「いや、べつにいかない」って断ることもできますよね?

あたりまえのことです。

そうなのです。
ダブルバインドは必殺技なんかではありません。
ここを勘違いすると、だれも食事にきてくれませんよ?

そもそもダブルバインドには「入念な下準備」が必要なのです。
それまでに、あいての催眠状態をふかめて「ノー」がでにくい状況をつくったり、
まず「イエスセット」で「イエス」の惰性をつくったりして。

ダブルバインドを「これだけ使えばいいんだな」と〝点〟で捉えてはいけません。
それまでの、会話や文脈のながれありきでの〝線〟にてとらえるべきです。
でないと意味がないどころか逆効果になります。

これは悲観することでありません。
逆にいえば〝線〟でとらさえすれば、
ダブルバインドは必殺技になる——真の威力を発揮する——ということですから。

そのためにはどうすればいいのか?

ものごとの仕組みを学ぶことです。
なんだってそうです——トータルで考えられる人間がすべてを手にするのです。
あなたも、そろそろ本当の心理テクニックを身につけましょうよ。


2016-11-27 | Posted in その他, 催眠術のかけ方No Comments » 

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