自己催眠の効果について


efficacious

あなたは〝自己催眠〟という言葉をきいたことがありますか?
なんとなくのイメージならあるかもしれませんね。

大体はその想像どおりです。
まさに「自分に催眠誘導する技術」のことです。

ベッドにねころんで、録音した音声をきいて、
そこで「なりたい自分になる・自分を変える」暗示をいれたりなんかして…。

前回の記事(催眠術でダイエットや禁煙はできるのか?)にも関係してきますが、
方法をまもれば、ちゃんと効果があらわれるものです。

実は「まわりに催眠術をかける」ことより、
むしろ「自分自身に自己催眠をかける」ために催眠を学ぶかたも多いのですね。

どちらもすばらしいことです。
だれもが「なにかをもとめている」ということなのでしょう。

しかし、その本質はおなじものです。
かけるあいてが「まわり」なのか「自分」だけの違いです。

むしろ「自己催眠のほうがバツグンに効果がでる」こともよくあります。
他人の誘導ではかからないのに、自己催眠なら深く入りこめるパターンです。

なぜか?

その理由は「自分でかけるから」です。

他人の催眠誘導では、どうしても、心の底で、あやつられている気がしてしまう。
つい無意識が〝抵抗〟してしまうのですね——だから反応しなくなる。

しかし自己催眠ならば、それを行っているのは〝あなた自身〟です。
あなたの無意識としても、疑う理由がどこにもないわけです。

もっといえば、どこかで購入した音声そのままをやめて。
自分の声で録音しなおせば、無意識に、もっと響かせることもできるでしょう。

とはいえ「自己催眠の効果が大きい」とは、
もし「方法をまちがった場合のダメージも甚大である」ということです。

これだけは約束してください。
自己催眠に挑戦する場合は、しっかりテキストをえらんでください。

使い方をまちがったばかりに、かわいそうな結末になったひともいました。
優れた武器ほど——自己催眠は劇薬です——ちゃんと使う必要があります。

とはいえ、ルールを守れば、これほどすばらしい人生の裏技もありません。
正攻法だけでは上手くいかない世の中ですからね。

こわがらせたおわびに、次回は、簡単な自己催眠をご紹介します。
ご期待くださいませ。


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